公立小松大学次世代考古学研究センター・セミナーシリーズ第4回「3Dデータがもたらす文理医融合研究の可能性」

日  時: 2025年3月29日(土)13時00分~15時50分(12:45開場)
会  場 公立小松大学中央キャンパス 305・306教室
(https://www.komatsu-u.ac.jp/campusguide/campus-map/)
開催方式: 対面およびオンライン
参加方法: 事前登録あり
※申込締め切り:2025年3月28日(金)
※お申込みフォームが開かない場合は、お手数となりますがお問い合わせメール宛てにご連絡いただければと思います。
https://forms.gle/2HxHM5XvHgC8vw9c6
参加費 : 無料
言  語: 日本語
主  催: 公立小松大学 次世代考古学研究センター
発表者 : 中村誠一(公立小松大学大学院サステイナブルシステム科学研究科/次世代考古学研究センター)
小川雅洋(公立小松大学大学院サステイナブルシステム科学研究科/次世代考古学研究センター)
中川大輔(株式会社エリジオン)
舟瀬真一(公立小松大学生産システム科学部)
井澤純子(公立小松大学保健医療学部)


▼問い合わせ先
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問い合わせ先:公立小松大学 次世代考古学研究センター
komatsu.ngas@gmail.com
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趣 旨

次世代考古学研究センターが主催するセミナーシリーズの第4弾として、今回は3Dデータをテーマとし、令和6年度公立小松大学重点研究つよみ「先進的な科学技術を適用したマヤ文明世界遺産の保存と活用に向けた産学連携研究」の中間報告に加え、本学各学部での3Dデータ等の活用事例を紹介するセミナーを開催します。互いの分野での活用事例を知り、今後の文理医融合の研究・教育・社会貢献の連携可能性を探る機会としたいと思っておりますので、是非とも興味のある方にご参加いただけますと幸いです。

公立小松大学次世代考古学研究センター・セミナーシリーズ第4回「3Dデータがもたらす文理医融合研究の可能性」

(pdf)



プログラム

12:45

開場

13:00-13:05

開会の挨拶

13:05~13:35

中村誠一(公立小松大学大学院サステイナブルシステム科学研究科/次世代考古学研究センター)
「重点研究「先進的な科学技術を適用したマヤ文明世界遺産の保存と活用に向けた産学連携研究」中間報告」

13:35~14:05

小川雅洋(公立小松大学大学院サステイナブルシステム科学研究科/次世代考古学研究センター)
「ホンジュラス、コパン遺跡における三次元計測の活用と可能性」

世界文化遺産であるコパン遺跡では、長年にわたって、日本による支援や調査研究が続けられてきた。その一環として、本学では、次世代考古学研究センターが主導となって、三次元計測とそのデータ利活用を軸にした調査研究、現地人材育成事業、現地博物館展示を進めてきた。本報告では、これらの活動における三次元データの活用事例とその可能性を報告する。

14:05~14:35

中川大輔(株式会社エリジオン)
「汎用点群ソフトウェアが考古学にもたらすイノベーション」
(※点群データ処理ソフトInfipointsの紹介や空間再現ディスプレイ(VRゴーグルをつけずに楽しめる3Dの立体視コンテンツ)の実機体験もございます。)

スマートフォンでも手軽に3Dデータが制作できるようになり、考古学分野でも3Dデータの活用が進んでいる。進化するテクノロジーを組み合わせることにより、専門分野外の人にも、直感的にわかりやすく伝えることの可能性が大きく広がっている。これまでコパン遺跡で収集してきた3D計測データを再編集し、大阪・関西万博/ホンジュラス国パビリオンで展示するコンテンツについて紹介する。

14:35~14:50

 小休憩

14:50~15:20

舟瀬真一(公立小松大学生産システム科学部)
「機械工作実習におけるDX教材の制作・活用・展開」

生産システム科学科では、マシニングセンターという工作機械を3Dデータ化し、Unityを使って仮想空間での操作を可能にしました。制作したコンテンツはVR(Virtual Reality)ゴーグルを用いて機械工作実習で学生が体験しています。そこには工作機械の技術習得だけでなく、DX(Digital Transformation)技術の習得へ展開するという目的もあります。その経過、結果、課題も含めて報告します。

15:20~15:50

井澤純子(公立小松大学保健医療学部)
「3次元画像計測とその応用」

医用画像解析としてX線CTやMRIの画像中のオブジェクトの3次元形状解析、特にチューブ状オブジェクトの構造記述を研究してきた。本学においては医用画像にかかわらず3次元画像の解析や計測、応用について研究を行っている。今回は臓器の形状理解を深めるため、医用画像の応用例として、CT画像から3次元モデルを作り、汎用型3Dプリンタで造形する技術や、実習の予習復習に役立つようなVR動画の作成について紹介する。