文化庁より委託された文化遺産保護国際貢献事業「ラテンアメリカにおける持続可能な文化遺産保存のための人材育成事業:LiDARを使った三次元計測とその取得データの処理・活用(第2期)」の一環として、9月13日、17~20日の5日間、ホンジュラスのコパン考古学遺跡公園にて、3D考古学の研修が行われました。

今回も本センターの野口特任准教授が講師となって、コパン考古学遺跡公園の職員や新コパン考古学プロジェクトのスタッフ、ホンジュラス国立自治大学の学生など計7名を対象に、フォトグラメトリ/iPad LiDARスキャン実習に加え、CloudCompareによるデータの表示・加工方法などを実践的に学習しました。今回は、コパン考古学博物館のリニューアルに伴う展示資料の現状記録・カタログ化のための3D計測を講習課程に組み込んだことにより、3D計測とデータの利活用方法について、より実践的な理解が深まったとの声が受講生から寄せられました。

野口特任准教授による講義
野口特任准教授による講義


土器を対象にしたiPadスキャンの実践
土器を対象にしたiPadスキャンの実践

野口准教授によるiPadスキャンの実演
野口准教授によるiPadスキャンの実演