10月20日、グァテマラ・マヤ文化協会の文化講演会・交流会が行われ、当センターの中村誠一特別招聘教授、野口淳特任准教授、小川雅洋特任助教の3名がグアテマラで実施してきた国際協力プロジェクトの紹介や成果報告を行いました。

　中村特別招聘教授と小川特任助教は、JICA 草の根技術協力事業「ティカル国立公園への観光回廊における人材育成と組織化支援プロジェクト」に関する報告を行い、過去10年にわたって、ティカル遺跡の周辺コミュニティで行ってきた地域住民の生活向上プロジェクトの流れや成果を紹介するとともに、プロジェクトを通して輩出された現地住民リーダーを中心に、プロジェクト終了後も自発的な経済活動が行われている事例を報告しました。

　野口特任准教授は、文化庁文化遺産国際協力拠点交流事業「中米におけるマヤ文化遺産の三次元計測と取得データの活用に関する人材育成事業」に関する報告を行い、ティカル遺跡やグアテマラ・デル・バジェ大学での三次元計測に関する対面研修の様子を報告するとともに、三次元計測とそのデータ活用の可能性を報告しました。

　本イベントでは、対面で41名、オンラインで8名に参加いただき、多くの協会会員にグアテマラでの活動を知っていただくための良い機会となりました。