文化庁より委託された文化遺産保護国際貢献事業「ラテンアメリカにおける持続可能な文化遺産保存のための人材育成事業:LiDARを使った三次元計測とその取得データの処理・活用」の一環として、9月16~18日の3日間、ホンジュラスのコパンのマヤ遺跡にて、3Dスキャナー、LiDARに焦点を当てた3D考古学の研修が行われました。

本研修では、フォトグラメトリ編に参加いただいたホンジュラス国立自治大学やグアテマラ・デル・バジェ大学の学生5名に加え、ホンジュラス国立自治大学の教員1名と学生1名が合流し、合計7名にご参加いただきました。研修内容としては、野口特任准教授による3Dスキャナー等の紹介や解説に加え、室内での3Dスキャナーの実習、コパン遺跡でのiPadによる3Dスキャンの実習、ZEBHorizon(三次元測量機)のデモンストレーション等を行いました。

こうした機材は比較的高価であり、なかなか接する機会がないため、研修参加者には積極的に実習参加、質問等をしていただくことができました。研修の最後には、本研修での学習や今後の展望等を交えたディスカッションがなされました。

iPadによる3Dスキャン実習の様子
iPadによる3Dスキャン実習の様子

ZEBHorizon(三次元測量機)のデモンストレーションの様子
ZEBHorizon(三次元測量機)のデモンストレーションの様子


三次元スキャナー実習の様子
三次元スキャナー実習の様子

最終ディスカッションの様子
最終ディスカッションの様子