文化庁より委託された文化遺産保護国際貢献事業「ラテンアメリカにおける持続可能な文化遺産保存のための人材育成事業:LiDARを使った三次元計測とその取得データの処理・活用」の一環として、9月5~7日の3日間、グアテマラのティカル国立公園にて、3D考古学の研修が行われました。2021年度よりティカルでの対面研修開催を企画しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、ずっと開催できずにいたところ、今回ようやく実施に至りました。

研修参加者は、ティカル国立公園の職員や、周辺地域の考古学プロジェクトで勤務する考古学者や助手らが中心で、合計13名にご参加いただきました。研修内容としては、本センターの野口特任准教授が講師となって、特にフォトグラメトリに焦点を当てた講義と実習を行った他、ZEBHorizonなどの三次元測量機や3Dスキャナー等の紹介や解説も行いました。

今後の実務で3D考古学の知識や技術を活用することを前提にしている研修参加者も多いため、大変熱心に受講や実践をしていただけました。

フォトグラメトリ実習の様子
フォトグラメトリ実習の様子
 

小川特任助教によるZEBHorizon(三次元測量機)のデモンストレーション
小川特任助教によるZEBHorizon(三次元測量機)
のデモンストレーション


野口特任准教授によるグループワーク指導
野口特任准教授によるグループワーク指導