公立小松大学は、ホンジュラス国立人類学歴史学研究所と2022年7月に協力と交流に関する合意書(Letter of Understanding for Cooperation and Exchange)を締結していました。このたび、この合意書に基づいて、世界遺産「コパンのマヤ遺跡」に関する調査研究と保存に関する実施協定(Letter of Execution on Research and Conservation of the Mayan Site of Copan)を締結したことを報告いたします。ホンジュラス国立人類学歴史学研究所は、ホンジュラス国内のすべての文化遺産の管理・運営、調査・修復・保存の権限を有する唯一の政府機関であり、公的な研究機関でもあります。

 この実施協定締結により、公立小松大学は、世界の研究機関の中で唯一、コパン・アクロポリスの北西に位置する神殿7、神殿8、神殿11の調査研究権を取得し、今後、次世代考古学研究センター長の中村誠一特別招聘教授の指揮のもと、ホンジュラス国立人類学歴史学研究所と共同で、集中的な発掘調査、修復保存活動が展開されていくことになります。その模様は、本ウェブページやSNSを通して、逐次、報告していきます。

*ホンジュラス国立人類学歴史学研究所Facebookページでも掲載されております。
>> https://www.facebook.com/100064452711282/posts/575495541275531/

ホンジュラス国立人類学歴史学研究所調査研究担当副所長オマール・タラベラ氏と公立小松大学山本学長
ホンジュラス国立人類学歴史学研究所調査研究担当副所長
オマール・タラベラ氏と公立小松大学山本学長

公立小松大学次世代考古学研究センター前にて
公立小松大学次世代考古学研究センター前にて
 


観光客の背後が巨大なピラミッド状建造物である神殿11の正面階段。その前に建立された石碑Nと祭壇(保護のため屋根がかけられている)
観光客の背後が巨大なピラミッド状建造物である神殿11の正面階段。
その前に建立された石碑Nと祭壇(保護のため屋根がかけられている)

神殿7の発掘調査
神殿7の発掘調査